月経不順
正常な月経周期は25～38日、月経期間は3～7日と幅がありますので、まずはご自身の周期を把握しておくことが大切です。
これくらいの周期で月経が起こっていれば、ほぼ排卵が起こっていると考えて良いと思います。しかし、月経周期が４０日を超えてしまう稀発月経、２０日くらいの短い周期の頻発月経などは排卵がうまく起こっていない可能性があります。
９０日以上月経が見られない場合を続発性無月経と言います。ストレス、ダイエット、高プロラクチン血症などの原因が考えられます。
月経困難症
日常生活に支障が出てしまうほどの痛みを伴う生理痛を月経困難症と言います。月経困難症には、特に病気ではなく起こりうるタイプ（機能性月経困難症）と、子宮内膜症などの病気によって引き起こされるタイプ（器質性月経困難症）があります。
器質性月経困難症で子宮内膜症が考えられる場合、黄体ホルモン剤(ジエノゲスト)を使用して排卵を休眠させたりします。 機能性月経困難症の場合は、生活上の工夫、鎮痛剤の服用、ピルの服用などで対応します。
例えばストレスを避ける、適度な運動やストレッチを行い骨盤の血流を改善させる。鎮痛剤を使用するときは痛くなる前に使用するなどがあげられます。ピルの使用ももちろん効果的です。